SEEDS Conference 2023 Speaker & Performer のご紹介

-SEEDS Conference 2023 Speaker&Performer-

ー 50音順 ー


石黒 浩 ISHIGURO Hiroshi

ロボット学者 / 大阪大学教授 

Intelligent Robot Researcher and scholar

Professor, Graduate School of Engineering Science, Osaka University

滋賀県生まれ。ロポット工学者。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(大阪大学栄誉教授),ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー),ムーンショット方研究開発制度プロジェクトマネージャー,大阪関西万博EXPO2025テーマ事業プロデューサー,AVITA株式会社CEO代表取締役.遠隔操作ロボット(アバター)や知能ロボットの研究開発に従事.人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者.2011年,大阪文化賞受賞.2015年,文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞.2020年,立石賞受賞。

著書『ロボットとは何か』・『ロボットは涙を流すか』・『人と芸術とアンドロイド』・『“糞袋“の内と外』哲学者・鷲田清ー氏との共著に「生きるってなんやろか?』。『アンドロイドは人間になれるか」・『ロボットとは何かー一人の心を映す鏡』・『どうすれば「人」を創れるかーアンドロイドになった私」・『人間と機械のあいだ一心はどこにあるのか』・『ロボットと人間ー人とは何か』など多数。


神崎 亮平 KANZAKI Ryohei

東京大学名誉教授/東京大学先端科学技術センターシニアリサーチフェロー

Professor emeritus, at the University of Tokyo and senior research fellow of Research Centerfor Advanced Science and Technology (RCAST), the University of Tokyo.

1957年和歌山県生まれ。東京大学名誉教授。同大学先端科学技術研究センター(先端研)のシニアリサーチフェロー。1986年に筑波大学で神経生物学の博士号を取得。1987年から1990年までアリゾナ大学神経生物学部門の博士研究員。その後、筑波大学生物科学系教授を経て、2004年から東京大学大学院情報理工学研究科教授。2006年から先端研生命知能システム分野教授。2016年先端研所長に就任し2022年3月退任。

昆虫が進化で獲得した知能のしくみを解明するため、脳神経回路モデルを移動ロボットに実装したり、昆虫の脳の信号でロボットを制御する「サイボーグ昆虫」というユニークな研究手法を開発してきた。また、昆虫の嗅覚センサーである受容体タンパク質を用いた高感度・高選択の嗅覚センサーの開発にも取り組み、AIではなく、進化によって獲得された自然と協調・共存するための真の生物知能を工学に生かす新しい科学技術を開拓してきた。

学外では科学技術振興機構(JST)の委員長として、子どもたちのSTEM教育にも大きく貢献している。


KOHKI Kohki

音楽家

Musician

1985年、長野県生まれ。ギタリスト、マルチプレイヤー、作曲家として活動する傍ら、編曲家として「STUDIO-KOHKI」、音楽プロデューサーとして「Yassassin Label」を主宰。

幼少期より音楽制作を始め2000年、15歳でアルバムをリリース。以降、Sony Musicからメジャー・デビューし活動する傍ら、大手企業のCM音楽を手掛ける。2004年、故郷・信州の土蔵を改築した「STUDIO-KOHKI」に拠点を移し、音楽プロデューサーとしての活動を開始。2011年、ドイツ・ベルリンへ渡り、自身のユニット「バロッQ ぱんくす」としてライヴ活動を展開。翌年、パリで開催された「JAPAN EXPO 2012」に三味線奏者として出演する。帰国後は、NHK連続テレビ小説・主題歌(2013)の作者としても知られる佐藤和哉(篠笛)のプロデュースを手掛け、日本コロムビアからのリリース及び「題名のない音楽会」に出演。その後も大河内淳矢(尺八)を始めとする邦楽器のアーティストとの挑戦的な作品発表が評価され、朗読舞踊劇「お七-最初で最後の恋-」(2021年)、「阿国-かぶく恋、夢の果て-」(2022年)で舞台音楽と演奏を務める。また、自身のライフワークでもある「和と洋の邂逅」をコンセプトとした公演『ワブヨウネ』(2021年)で作・編曲・音楽監督を務め、好評を博す。


近藤 薫  KONDO Kaoru

東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター

東京大学先端科学技術研究センター特任教授

Concertmaster, Tokyo Philharmonic Orchestra

Project Professor, Research Center for Advanced Science and Technology,

The University of Tokyo

1980年 愛知県生まれ。

東京藝術大学をアカンサス賞を受賞し卒業、卒業後同大学大学院修士課程修了。

現在、東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める他、フューチャー・オーケストラ・クラシックス(旧・ナガノ・チェンバー・オーケストラ)、バンクーバー・メトロポリタン・オーケストラでもコンサートマスターを務める。長野市芸術館シーズンプログラム・プロデューサーとしてリヴァラン弦楽四重奏団を主宰。東京大学先端研では先端アートデザイン分野の設置に尽力、現在、特任教授としてアート的な感性による新しい社会概念の構築を目指す。

西日本新聞紙上への随筆連載「金のおたまじゃくし」約50話をまとめ、「金のオタマジャクシ、そして感性の対話〜世界の音楽が必要な理由〜」と題し、2021年文庫本として刊行。

軽井沢音楽祭×軽井沢ニューアートミュージアム「アートはサイエンス」のプロデュース、新型コロナウィルス禍での世界初の試みとしてメディアから大きく取り上げられたYouTube動画”子どもたちと東京フィルが「運命」を本気でリモート演奏してみた”の企画配信など、活動は多岐にわたる。


武田 秀太郎  TAKEDA Shutaro

九州大学都市研究センター・准教授 / マルタ騎士団ナイト・オブ・マジストラルグレース

Prof. Shutaro J. Takeda is an Associate Professor at the Urban Institute, Kyushu University.

Knight of Magistral Grace of Malta Knight.

1989年、三重県生まれ。日本学術会議・連携会員(最年少)、国連職員、青年海外協力隊、陸上自衛隊など多くの社会活動歴を有する新進気鋭のサステナビリティ学者。

京都大学工学部卒、ハーバード大学修士、京都大学エネルギー科学研究科博士。京都大学在学中、東日本大震災に際し休学し陸上自衛隊予備自衛官として任官、復学後も青年海外協力隊員としてバングラデシュ赴任。国際原子力機関(IAEA)ウィーン本部における国連職員勤務を経て現職。専門は物理工学、サステナビリティ学。英国王立技芸協会フェロー、王立歴史学会正会員。文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、京都フュージョニアリング社・共同創業者、一般社団法人計量サステナビリティ学機構・代表理事など。英国物理学会若手キャリア賞ほか受賞多数。2022年6 月、日本国籍として90年ぶりにマルタ騎士(ナイト・オブ・マジストラル・グレース=主の恩寵の騎士)に叙任。



中村 滉己  NAKAMURA Koki

津軽三味線奏者・民謡歌手 Ttugaru- shamisen player, Japanese traditional folk singer

2003年愛知県生まれ。父は津軽民謡の名人初代中村隆志、祖父はその弟中村優利、母は民謡民舞全国大会にて内閣総理大臣賞を受賞した中村優美という民謡一家に生まれ育った。

1歳にて優利会チャリティー民謡発表会で「十三の砂山」を唄い初舞台を踏み、2 歳より玩具の三味線で遊び、その後間もなく本物の三味線を手にし、祖父より三味線の手ほどきを受け稽古に励む毎日となる。8歳の時、津軽三味線を二代目中村隆志氏に師事。最初に弾いた曲は津軽五大民謡の一つ、難易度の高い「津軽三下り」である。第 16 回津軽三味線コンクール全国大会小学生の部、第7回 津軽三味線日本一決定戦ジュニアの部において全て優勝し三連覇を達成。2013年SEEDSカンファレンスにて自作の祝曲”寿ぐ“を熱演。中学三年時には、第 12 回津軽三味線日本一決定戦、日本一の部(個人最高峰部部門)、第 12 回全日 本津軽三味線競技会名古屋大会一般の部 A クラス(個人最高峰部門)で二度の史上最年少、14歳にして 日本一の快挙を成し遂げた。同年、「松竹芸能」が主催する 「松竹ジャパン全国オーディション 2018」にて 25000人の応募者の中からファイナリスト に。

津軽三味線奏者として、また数少ない男性民謡歌手としても幅広く活動し、全国大会にも積極的に出場し数々の賞を受賞。津軽三味線界の巨匠達が紡いできた伝統を継承しつつ、様々な音楽ジャンルとの融合を通して津軽三味線の可能性を追い求め、全国各地にて演奏、またYouTubeやSNSなどのオンライン上でも積極的に活動している。

2022年第40回記念津軽三味線世界大会個人A級(最高峰部門)初出場にて優勝。  


前田 新奈  MAEDA Niina

ダンサー 振付家       

Ballet Dancer, Choreographer

俳優の両親の元に生まれ、幼少より舞台に触れて育つ。8歳よりクラシックバレエをはじめ、故・堀本卓矢、堀本成子に師事。1996年、第12回全日本バレエコンクール第3位、IBM賞受賞。1994年、谷桃子バレエ団に入団。「白鳥の湖」、「パキータ」などに主演。

1997年、新国立劇場バレエ団と契約、1999年ソリストに昇格し、2010年までソリストとして「眠れる森の美女」リラの精など主要な役を踊る。

バレエダンサーとして10年を経た頃、パフォーマンス・カンパニー「未國」に出会い、以来、アジア人としての身体と向か合うようになる。2010年、大野一雄舞踏研究所にて《未國》「GENBAKU Onomatopoeia」を踊り、大野義人氏より “色即是空” と評される。

2010年文化庁新進海外芸術家派遣制度により渡独、15ヶ月間、ベルリンにて研修。

また、日本バレエフェスティバル、青山バレエフェスティバル、小林恭バレエ団公演等にも出演し、古典から現代作品まで多くの振付家の作品に携わり、レナード衛藤氏のライブツアー、熊川哲也氏主宰・Kバレエスクールパフォーマンスでも振付を担当。日本舞踊、文楽、現代人形劇などにも携わり、自作の人形を遣ったパフォーマンスも行う。


松田 次泰  MATSUDA Tsuguyasu

刀匠

Master Swordsmith

1948年北海道生まれ。北海道教育大学で美術を専攻。大学4年時に休学し東京に出る。

北海道では見ることの出来なかった本物の作品を、美術館、博物館などで、ジャンルを問わず見る。

その中で特に日本刀の美しさに感動し、大学卒業後、刀鍛冶の道に入る。

人間国宝・宮入行平氏のもとを訪ね、1973年その一番弟子、高橋次平氏に弟子入り。

1981年独立し、千葉県船橋市に鍛刀場開設、その後千葉市に移設し現在に至る。

日本刀は「機能性」「美術性」「精神性」が美しいトライアングルを描く芸術品の頂点。

刀の歴史は2000年と古く、特に鎌倉時代の作品が日本刀の最高とされる。

江戸時代末の刀鍛冶、水心子正秀が鎌倉刀を作ろうと言い出してから現代まで200年間、

その800年前の技術を再現するのが刀鍛冶の目標であり、仕事になる。

それは現代で言うベンチャーであり、イノベーションと感じている。

刀=生命力の象徴であり、常に新しいものでなければならないとの考えから、常に最先端の技術から理論を学び、美術的かつ科学的なアプローチを試みている。

1999年、英国刀剣会招聘を受けロンドンにて個展を開催。2006年、ストックホルムで世界鍛冶屋大会にて講演、作品展示。同年、高松宮記念賞を受賞。2009年 無鑑査*認定を受ける。(*日本美術刀剣保存協会主催のコンクールで、特賞を複数回以上受賞し認定される現代刀匠の最高位)

2015年千葉県指定無形文化財に認定される。

新作刀展にて高松宮記念賞の他、文化庁長官賞、協会会長賞など多数受賞。

新作刀展にて文化庁長官賞他、多数受賞。日本刀ミュージアム銀座泰文堂にて毎年個展開催。


宮原 ひろ子 MIYAHARA Hiroko

武蔵野美術大学 教養文化・学芸員課程研究室 教授

Professor at Musashino Art University  

埼玉県生まれ長崎県育ち.名古屋大学理学部物理学科卒業.名古屋大学大学院理学研究科素粒子宇宙物理学専攻博士課程修了.博士(理学).日本学術振興会特別研究員、東京大学宇宙線研究所特任助教などを経て2013年より武蔵野美術大学.2021年より現職.専門は、太陽物理学、宇宙線物理学、宇宙気候学.樹木年輪や石灰質堆積物に含まれる宇宙線生成核種の分析に基づいた太陽活動の長期変動の研究のほか、太陽活動や宇宙線変動が気候や気象現象に及ぼす影響を研究している.第31回講談社科学出版賞、第1回米沢富美子記念賞、第43回猿橋賞を受賞。著書に、『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか

―太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来』(化学同人)、『太陽ってどんな星?』(新日本出版社)など。


山辺 真幸  YAMABE Masaki

データビジュアライズデザイナー

一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部特任講師

Data Visualization Artist,

Project Lecturer at Hitotsubashi University, Graduate School of Social Data Science.

1977年東京生まれ。

法政大学工学部卒業、国際情報科学芸術アカデミー修了、慶應大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)。グラフィックデザイン事務所、ウェブデザインファーム起業を経て現職。大規模データのビジュアライゼーションデザインと情報可視化研究に従事。近年、新型コロナ感染拡大に関するビッグデータ可視化システムを開発し、NHKスペシャルやクローズアップ現代+などの番組に提供した。グッドデザイン賞(2022年)、可視化情報学会賞(2022年)、可視化情報シンポジウムアート賞大賞(2021年)他受賞多数。国内外での作品展示や講演多数。慶應義塾大学SFC研究所所員(訪問)、武蔵野美術大学、情報科学芸術大学院大学、明星大学、京都精華大学にて非常勤講師、一般社団法人インターネットメディア協会主催JIMAアワード選考委員を兼務。著書に「データ可視化プログラミング入門」(秀和システム)がある。


SEEDS Conference シーズカンファレンス

SEEDS Conferenceは、"Rhapsody in Innovation" というコンセプトの下、新しい世界を創り出す革新的なアイデアや活動を、世界中に広めることを目指し、2013年4月に発足した団体です。 TEDxSeeds時代より、さらに自由に、そして伸びやかに、無数のコミュニケーションから新たな世界を描きだせるような、創造的な場をつくりたいと考えています。

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