SEEDS Conference 2024 Speaker & Performer のご紹介

-SEEDS Conference 2024 Speaker&Performer-

ー 50音順 ー

麻生花帆 ASO Kaho

舞踊家 / 鼓奏者

Doctor of Music

東京芸術大学大学院音楽研究科博士課程修了。邦楽囃子の分野で初の博士号を取得。

学部在学中、安宅賞を受賞し、サントリーホール主催デビューコンサートに出演。

坂本龍一プロデュース公演やNHK等に多数出演。

国際交流基金の派遣でフランス、イギリス、スペイン、ドイツ、ルクセンブルク、ポルトガル、アメリカ等で公演。

日本スイス国交樹立150周年、東日本大震災のレクイエム、ドバイ万博にて日本代表としてパフォーマンスを行う。

俳優として、小澤征爾のサイトウキネンフェスティバルではストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」のプリンセス役を演じ、またSimon McBurney演出「春琴」ではロンドン、パリ、台北、シンガポールと公演を重ね、ニューヨークリンカーンフェスティバルに招聘され、アメリカツアーを行う。

日本舞踊を松本幸四郎に師事し、市川染五郎の胡蝶として歌舞伎に出演。日米夫人協会60周年では美智子皇后陛下の御前で舞を披露。

洋楽や美術、文学などとのコラボレーションを重ね、音楽や舞を取り入れた一人芝居に挑戦するなど、自身の美意識に基づいた独自の表現を展開し、国内外において"和が奏でる魅力"を伝えている。

文化庁新進芸術家海外派遣制度にてロンドンをベースにヨーロッパでも活動し、現在東京芸術大学にて教鞭をとる。


石黒 浩 ISHIGURO Hiroshi

ロボット学者 / 大阪大学教授 

Intelligent Robot Researcher and scholar

Professor, Graduate School of Engineering Science, Osaka University

滋賀県生まれ。ロポット工学者。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(大阪大学栄誉教授)、ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)、ムーンショット方研究開発制度プロジェクトマネージャー、大阪関西万博EXPO2025テーマ事業プロデューサ、,AVITA株式会社CEO代表取締役。遠隔操作ロボット(アバター)や知能ロボットの研究開発に従事。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。

著書『ロボットとは何か』 『ロボットは涙を流すか』 『人と芸術とアンドロイド』 『“糞袋“の内と外』 哲学者・鷲田清ー氏との共著に限『生きるってなんやろか?』。『アンドロイドは人間になれるか」『ロボットとは何か---人の心を映す鏡』 『どうすれば「人」を創れるか---アンドロイドになった私』『人間と機械のあいだ一心はどこにあるのか』 『ロボットと人間ー人とは何か』など多数。


KOHKI Kohki

音楽家

Musician

1985年、長野県生まれ。ギタリスト、マルチプレイヤー、作曲家として活動する傍ら、編曲家として「STUDIO-KOHKI」、音楽プロデューサーとして「Yassassin Label」を主宰。

幼少期より音楽制作を始め2000年、15歳でアルバムをリリース。以降、Sony Musicからメジャー・デビューし活動する傍ら、大手企業のCM音楽を手掛ける。2004年、故郷・信州の土蔵を改築した「STUDIO-KOHKI」に拠点を移し、音楽プロデューサーとしての活動を開始。2011年、ドイツ・ベルリンへ渡り、自身のユニット「バロッQ ぱんくす」としてライヴ活動を展開。翌年、パリで開催された「JAPAN EXPO 2012」に三味線奏者として出演する。帰国後は、NHK連続テレビ小説・主題歌(2013)の作者としても知られる佐藤和哉(篠笛)のプロデュースを手掛け、日本コロムビアからのリリース及び「題名のない音楽会」に出演。その後も大河内淳矢(尺八)を始めとする邦楽器のアーティストとの挑戦的な作品発表が評価され、朗読舞踊劇「お七-最初で最後の恋-」(2021年)、「阿国-かぶく恋、夢の果て-」(2022年)で舞台音楽と演奏を務める。また、自身のライフワークでもある「和と洋の邂逅」をコンセプトとした公演『ワブヨウネ』(2021年)で作・編曲・音楽監督を務め、好評を博す。


佐藤和哉 SATO Kazuya

篠笛奏者 / 作曲家

Shinobue bamboo flute player and composer

1981年、佐賀県唐津市生まれ。音楽に没頭する学生時代を経て、大学時代に篠笛が自分の音楽を表現するのに最も適していると悟り、2012年の国宝・薬師寺東塔解体式典での献笛を機に、篠笛奏者の道へ。作曲家としても活動し、自身作曲の「さくら色のワルツ」が、ゆずの「雨のち晴レルヤ」のモチーフ曲として採用され日本レコード大賞優秀作品賞を受賞。このほか、映画「本能寺ホテル」や「花筐」(大林宣彦監督)、NHKドラマ「昭和元禄落語心中」などに音楽で参加。佐賀県唐津観光大使、嬉野こころ大使も務める。2022年活動10周年を迎え、同年3月には篠笛の音色によって美しい情景を描き出すアルバム『〇 en』(えん)をリリース。同作が、2022年8月~12月JAL国際線 機内エンターテイメントシステム「MAGIC」の音楽コンテンツに採用される。笛の音で景色を彩る奏者であり、情景から曲を紡ぐ作曲家として、京都を拠点に活動を続ける。


鈴木俊貴 SUZUKI Toshitaka

東京大学先端科学技術研究センター・准教授/東京大学卓越研究員

Animal linguist. Associate Professor at the Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo / The University of Tokyo Excellent Young Researcher.

動物言語学者。東京大学先端科学技術研究センター准教授。東京大学卓越研究員。野鳥の一種、シジュウカラに言語能力を発見。その研究成果を起点に、動物の言語の意味や進化を解き明かすための新しい学問「動物言語学」を創設。日本学術振興会特別研究員SPD、京都大学生態学研究センター機関研究員、東京大学大学院総合文化研究科助教、京都大学白眉センター特定助教などを経て、2023年現職。

World OMOSIROI Award、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞など受賞多数。英・動物行動研究協会と米・動物行動学会が発行する学術誌『Animal Behaviour』の編集者なども務める。著書に『動物たちは何をしゃべっているのか?』他。『にんじゃ シジュウカラのすけ』(監修)。


武田秀太郎 TAKEDA Shutaro

九州大学都市研究センター フュージョンエネルギー部門 部門長・准教授

マルタ騎士団ナイト・オブ・マジストラルグレース

Prof. Shutaro J. Takeda is an Associate Professor, Division Director, Fusion Energy Division at the Urban Institute, Kyushu University.

Knight of Magistral Grace of Malta Knight.

九州大学都市研究センター フュージョンエネルギー部門 部門長・准教授、日本学術会議・連携会員(最年少)、マルタ騎士団ナイト・オブ・マジストラルグレース。

国連職員、青年海外協力隊、陸上自衛隊など多くの社会活動歴を有する新進気鋭のサステナビリティ学者。

京都大学工学部卒、ハーバード大学修士、京都大学エネルギー科学研究科博士。京都大学在学中、東日本大震災に際し休学し陸上自衛隊予備自衛官として任官、復学後も青年海外協力隊員としてバングラデシュ赴任。国際原子力機関(IAEA)ウィーン本部における国連職員勤務を経て現職。専門は物理工学、サステナビリティ学。英国王立技芸協会フェロー、王立歴史学会正会員。文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、京都フュージョニアリング社・共同創業者、一般社団法人計量サステナビリティ学機構・代表理事など。英国物理学会若手キャリア賞ほか受賞多数。2022年6 月、日本国籍として90年ぶりにマルタ騎士(ナイト・オブ・マジストラル・グレース=主の恩寵の騎士)に叙任。


西川悠 NISHIKAWA Haruka

国立研究開発法人海洋研究開発機構 付加価値情報創生部門

地球情報科学技術センター データ統融合解析研究グループ 研究員/博士(理学)

Resercher, Research Institute for Value-Added-Information Generation

Center for Earth Information Science and Technology

Data Synthesis and Fusion Analysis Research Group

Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology(JAMSTEC)

1981年東京都生まれ。

2010年東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程終了、博士(理学)。

東京大学大気海洋研究所研究員、日本学術振興会特別研究員、ラトガース大学訪問研究員、科学技術振興機構さきがけ専任研究者等を経て、2020年から現職。

専門は水産海洋学、水産情報学。

直截観測の難しい海の中で、魚はなぜ増えたり減ったりするのか、どのようにすれば生態に関する情報が得られるのかに興味を持ち、天然資源(マイワシやアカイカなど)から養殖魚(ブリやマサバなど)までを対象に、以下のようなテーマで研究を行っている。

• 地球規模の環境変動や温暖化は魚の資源量にどのような影響を及ぼすか

• 生簀の中の魚を正確に数えるためにはどうすれば良いか

• 魚は摂餌の時にどのような行動を取るか

また、経験と勘が重要とされる漁業において情報技術や機械学習を用いて熟練漁師の技を再現する技術の開発、海洋に関連する諸現象(海草が二酸化炭素循環に果たす役割、海底火山噴火で流出した軽石の漂流)の可視化を通じて、漁業の振興や海への関心を高める活動にも携わっている。


巴山竜来 HAYAMA Tatsuki

慶應義塾大学環境情報学部准教授

Associate Professor, Faculty of Environment and Information Studies, Keio University

1982年奈良県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業、大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。パリ大学、国立台湾大学、清華大学での博士研究員、専修大学准教授を経て現職。専門は数学(複素幾何学)、および数学のアート・デザインへの応用。数学に基づくCG、デジタルファブリケーションを通した創作、および創作支援設計を行う。著書に『数学から創るジェネラティブアート』、『リアルタイムグラフィックスの数学』(技術評論社)、監訳書にスティーブン・オーンズ著『マス・アート』(ニュートンプレス)。西陣織企業細尾との共同研究開発、名古屋笠覆寺改修事業(第31回愛知まちなみ建築賞受賞)における意匠設計に参加。また山本雄基(画家)との共同制作、長井健太郎(デザイナー)、村山悟郎(アーティスト)の作品制作への協力も行う。数学の監修とプログラミングを担当した長井健太郎展「ソスウ/カシカ」(ギャラリー5610)はD&AD2024 Wood Pencil受賞。近年参加した展覧会に「跳躍するつくり手たち」(京都市京セラ美術館)、「ファンダメンタルズフェス」(東京都駒場博物館)。


渡邉英徳 WATANABE Hidenori

東京大学大学院 情報学環 教授

Professor of Interfaculty Initiative in Information Studies, The University of Tokyo

1974年生。東京大学大学院 情報学環 教授。メディア・コンテンツ総合研究機構 機構長。情報デザインとデジタルアーカイブを研究。首都大学東京システムデザイン学部 准教授、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所 客員研究員、京都大学地域研究統合情報センター 客員准教授などを歴任。東京理科大学理工学部建築学科 卒業(卒業設計賞受賞)、筑波大学大学院システム情報工学研究科 博士後期課程 修了。博士(工学)。

「ナガサキ・アーカイブ」「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」「忘れない:震災犠牲者の行動記録」「ウクライナ衛星画像マップ」「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」などを制作。講談社現代新書「データを紡いで社会につなぐ」、光文社新書「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(共著)などを執筆。

「日本賞」,グッドデザイン賞,アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭などで受賞・入選。岩手日報社との共同研究成果は日本新聞協会賞を受賞。 

SEEDS Conference シーズカンファレンス

SEEDS Conferenceは、"Rhapsody in Innovation" というコンセプトの下、新しい世界を創り出す革新的なアイデアや活動を、世界中に広めることを目指し、2013年4月に発足した団体です。 TEDxSeeds時代より、さらに自由に、そして伸びやかに、無数のコミュニケーションから新たな世界を描きだせるような、創造的な場をつくりたいと考えています。

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