SEEDS Conference 2025 Speaker & Performer のご紹介

-SEEDS Conference 2025 Speaker&Performer-

石黒 浩 ISHIGURO Hiroshi

ロボット学者 / 大阪大学教授 

Intelligent Robot Researcher and scholar

Professor, Graduate School of Engineering Science, Osaka University


1963年、滋賀県生まれ。ロポット工学者。大阪大学大学院基礎工学研究科教授(大阪大学栄誉教授)、ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)、ムーンショット型研究開発制度プロジェクトマネージャー、大阪関西万博EXPO2025テーマ事業プロデューサー、AVITA株式会社CEO代表取締役。遠隔操作ロボット(アバター)や知能ロボットの研究開発に従事。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞受賞。

著書『ロボットとは何か』 『ロボットは涙を流すか』 『人と芸術とアンドロイド』 『“糞袋“の内と外』 哲学者・鷲田清一氏との共著に限『生きるってなんやろか?』。『アンドロイドは人間になれるか」『ロボットとは何か---人の心を映す鏡』 『どうすれば「人」を創れるか---アンドロイドになった私』『人間と機械のあいだ一心はどこにあるのか』 『ロボットと人間―人とは何か』など多数。


筧 康明 KAKEHI Yasuaki

インタラクティブ・メディア研究者/アーティスト、東京大学大学院情報学環教授

Interactive Media Researcher /Artist

Professor, The Interfaculty Initiative in Information Studies, The Univ. of Tokyo


1979年、京都府生まれ。2007年、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。慶應義塾大学環境情報学部、MITメディア・ラボなどでの活動を経て、2018年より東京大学大学院情報学環にて研究・制作・教育に従事。2025年より東京大学総長特任補佐を務める。

物理素材や自然現象とデジタル技術を組み合わせ、モノや身体、空間を介した体験や環境との関係性を拡張するインタラクティブ・メディアを開発。伝統工芸の技法を取り入れ、環境に応じて変容するテキスタイルのデザイン、More-than-Humanへの気づきを促すエクスペリエンス・デザイン、テクノロジーのバイアスに対する批評性を内包した表現の創出などに取り組む。

国内外でエンジニアリング/アート/デザインの領域を横断して活動を展開し、Ars Electronica Festival、YCAM山口情報芸術センター、ICC、LVMH Métiers d’Art La Main、瀬戸内国際芸術祭などで作品を発表。STARTS PRIZE 2022Honorable Mention、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、ACM CHI 2017 Best Paper Award、平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞など、受賞歴多数。

近年では、東京大学において「越境的未来共創社会連携講座」や「サステナブル・ウェルビーイング社会連携講座」の設立に携わり、学際的かつ産学連携による新たな領域横断型の価値創出を目指している。



上江隼⼈  KAMIE Hayato

バリトンBariton


1979年、千葉県生まれ。東京芸術⼤学⼤学院⾸席修了。ヴェルディ⾳楽祭において『トロヴァトーレ』でブッセー ト劇場にてイタリアデビュー、また15年の同⾳楽祭にて「リゴレット」表題役に⽇本⼈ バリトンで初めて⼤抜擢され話題を呼んだ。その後、パルマ王⽴歌劇場、シチリアのカターニアのマッシモ・ベッリーニ劇場、同劇場の上海ツアー等にも参加した。イスラエルの ハイファオーケストラとも共演。 国内数々のオペラに出演、⼆期会『ナブッコ』『リゴレット』『ドン・カルロ』『パリアッ チ』『トロヴァトーレ』『三部作』藤原歌劇団『椿姫』『ボエーム』『ジャンニスキッキ』『リ ゴレット』『トロヴァトーレ』『⼆⼈のフォスカリ』他、⽇⽣劇場、新国⽴劇場、札幌 芸術劇場などに主要キャストとして出演。NHKニューイヤーオペラ・コンサートにも連 続出演。 近年では24年2⽉新国⽴劇場「ドンパスクワーレ」マラテスタ役で出演し好評を博す。 2025 年2⽉には藤原歌劇団『ファルスタッフ』題表役にて出演。(東京、名古屋) 五島記念⽂化賞オペラ新⼈賞受賞。令和⼆年⽂化庁芸術祭新⼈賞受賞。藤原歌劇団団員。東京藝術⼤学⾳楽学部声楽科准教授。



河江肖剰 KAWAE Yukinori

エジプト考古学者

名古屋大学デジタル人文社会科学研究推進センタ― 教授

Professor at the Institute for Advanced Research at Nagoya University


1972年、兵庫県生まれ。

1992年から2008年までエジプト在住。カイロ・アメリカン大学エジプト学科卒業。ギザのピラミッド時代の都市遺構である『ピラミッド・タウン』の国際発掘調査に区画責任者として従事。2012年、3D計測を用いたエジプトの巨石建造物の研究によって名古屋大学より博士号取得(歴史学)。日本学術振興会特別研究員(RPD)、名古屋大学文学研究科附属CHT共同研究員、名古屋大学高等研究院准教授を経て現職。2015年、日経ナショナルジオグラフィック社より、創刊20周年を記念した「日本のエクスプローラー」に選ばれ、翌年には米国ナショナルジオグラフィック協会より「エマージング・エクスプローラー」に選出。2018年、バチカン市国にて国際ジュゼッペ・シャッカ賞を受賞。現在、メンフィス地区のピラミッドを中心とした巨石建造物の3D計測調査や地方のピラミッドの発掘を推進。「NHKスペシャル」、「世界で一番受けたい授業」、「TBS世界ふしぎ発見」などのメディアにも出演し、エジプト文明についての知見を広めている。著書に『ピラミッド - 最新科学で古代遺跡の謎を解く』(新潮文庫)、『世界のピラミッド wonderland』(グラフィック社)など。YouTubeチャンネル『河江肖剰の古代エジプト』を開始、2025年8月登録者数32万人を超える。



姜小青 Jing Xiao-Qing 

古筝奏者 Artist


北京出身。幼少の頃より古筝の英才教育を受け15歳で中央音楽学院に入学。古筝五大流派の伝統演奏を修得。 1985年、北京市優秀芸術家の称号を授与され、翌年、米国での演奏活動に対してヒューストン名誉市民の栄誉を受ける。坂本龍一氏と出会い、アカデミー賞作曲賞受賞作品『ラストエンペラー』のサウンド・トラックに参加、同氏の国内コンサートやアメリカ公演にも同行。これを機に日本に拠点を移し、2002年に「ユニット悠風」を結成、国内外にて精力的に演奏会を行う。1990年より20年間にわたり、「サントリー・ウーロン茶」のCMシリーズの歌、訳詞等の制作に参加。2001年、「吉野魅惑体験フェスティバル」の総合プロデューサーに就任、テーマ音楽「天地響命」を作曲・演奏、2002年、奈良東大寺「大仏開眼1250年慶讃コンサート」で奉納演奏。2003年、第16回「JAL萬福寺音舞台」にてサラ・ブライトマン等と共演。「カターニア国際音楽祭」(イタリア)に参加、城之内ミサ作曲「幻華~古筝のための協奏曲」のソリストを務める。2006年、久石譲「Asian X.T.CTour」、全国12カ所を巡るツアーに参加。2010年、奈良平城遷都1300年記念事業イベントに招かれ、平成天皇陛下ご来臨のもと城之内ミサ氏のコンサートに参加し古筝協奏曲「幻華」を演奏、東院庭園にて「筝~その遥かなる調べ~姜小青の世界」開催。

2015年、第87回アカデミー賞ノミネート作品、ジブリ映画『かぐや姫の物語』作品に久石譲のサウンド・トラック版に古琴ソロ等で参加。2013年、オリジナル曲を収めたアルバム「留恋~夏の記憶」をリリース。  



武田秀太郎 TAKEDA Shutaro

慶應義塾大学 KMD研究所フュージョンインダストリー研究センター センター長・准教授

京都フュージョニアリング株式会社 

マルタ騎士団ナイト・オブ・マジストラルグレース

Director & Associate Professor, Fusion Industry Research Center, Keio University

Co-Founder & Chief Strategist, Kyoto Fusioneering Ltd.

Knight of Magistral Grace, The Sovereign Military Order of Malta


1989年、三重県生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・准教授、京都フュージョニアリング株式会社共同創業者、マルタ騎士団ナイト・オブ・マジストラルグレース。国連職員、青年海外協力隊、陸上自衛隊など多くの社会活動歴を有する新進気鋭のサステナビリティ学者。2019年、日本で最初のフュージョンエネルギースタートアップである京都フュージョニアリング社を共同創業。150億円超の資金調達により世界5カ国に150人超の従業員を有するグローバル企業に成長させる。

京都大学工学部卒、ハーバード大学修士、京都大学博士。京都大学在学中、東日本大震災に際し休学し陸上自衛隊予備自衛官として任官、復学後も青年海外協力隊員としてバングラデシュ赴任。国際原子力機関(IAEA)ウィーン本部における国連職員勤務を経て現職。専門は物理工学、サステナビリティ学。文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、日本学術会議連携会員、一般社団法人計量サステナビリティ学機構・代表理事など。英国物理学会若手キャリア賞ほか受賞多数。2022年6月、日本国籍として約1世紀ぶりにマルタ騎士(ナイト・オブ・マジストラル・グレース=主の恩寵の騎士)に叙任。



沼田圭司  NUMATA Keiji

京都大学 大学院工学研究科 材料化学専攻

高分子材料化学講座 生体材料化学分野

教授  

Professor,

Lab for Biomaterial Chemistry,

Chair in Polymer Material Chemistry,

Department of Material Chemistry,

Graduate School of Engineering, Kyoto University 


1980年、東京都生まれ。

2007年、東京工業大学 大学院総合理工学研究科物質科学創造専攻 博士後期課程修了。バイオポリエステル結晶の酵素分解性に関する研究で学位(工学博士)を取得。同年、同大学にて材料系21世紀COE プロジェクトマネージングコース 修了。

米国Tufts大学にてJSPS海外特別研究員、理化学研究所上級研究員を経て、2012年に理化学研究所 チームリーダーに就任。 2020年、京都大学大学院工学研究科材料化学専攻高分子材料化学講座生体材料化学分野教授となり、同年より理化学研究所バイオ高分子研究チーム チームリーダーを兼務、現在、チームディレクターを務める。

2021年 Symbiobe株式会社CTO/CSOを兼務、2023年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任教授兼務。 2016年JST ERATO研究総括、2020年ACS Biomaterial Science and Engineering誌 Associate Editor。

2021年より、文科省 データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト京大拠点拠点長およびJST COI-NEXT 共創の場形成支援プログラムゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創 京大拠点拠点長。 2022年4月より京都大学 学際融合教育研究推進センター バイオ・高分子ビッグデータによる地球と人類に優しいソフト材料創出拠点ユニットユニット長を務める。


山極 壽一  YAMAGIWA Juichi

総合地球環境学研究所 所長

Director-General of Research Institute for Humanity and Nature (RIHN)


1952年、東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得 退学。理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、 同研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。 日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベー ション会議議員を歴任。 現在、総合地球環境学研究所所長、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)シニアアド バイザーを務める。

南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。著書に『人生で大事なことはみん なゴリラから教わった』(2020年、家の光協会)、『スマホを捨てたい子どもたち-野生に学ぶ「未知の時代」の生き方』(2020年、ポプラ新書)、『京大というジャングルでゴ リラ学者が考えたこと』(2021年、朝日新書)、『猿声人語』(2022年、青土社)、『共 感革命-社交する人類の進化と未来』(2023年、河出新書)、『森の声、ゴリラの目-人類 の本質を未来につなぐ』(2024年、小学館新書)、『争いばかりの人間たちへ ゴリラの 国から』(2024年、毎日新聞出版)、『老いの思考法』(2025年、文藝春秋)など多数。


KOHKI 

音楽家 Musician


1985年、長野県生まれ。幼少期より音楽に馴染み、独学で音楽制作を始め、ギター、ソロ・アーティストとして2000年、15歳でアルバムをリリース。翌年Sony Musicからメジャー・デビューし活動する傍ら、大手企業のCM音楽を手掛ける。2004年、故郷信州の土蔵を改築した「STUDIO-KOHKI」を拠点に音楽プロデューサーとして活動を開始。 2011年、ドイツ・ベルリンへ渡りライヴ活動を展開。翌年「JAPANEXPO 2012」(パリ)に三味線奏者として出演する。 帰国後は、NHK連続テレビ小説・主題歌(2013)の作者としても知られる佐藤和哉(篠笛)のプロデュースを手掛け、メジャー・リリース及び「題名のない音楽会」への出演を果たす。2015年より「SEEDS Conference」の音楽監督を務め、毎秋、会議全体の音楽、自身によるライブ演奏を含め担当。SEEDS会議の公式楽曲―ラプソディ イン イノベーションの制作を手掛ける。大河内淳矢(尺八)など邦楽器のアーティストとの挑戦的な作品発表が評価され、「朗読舞踊劇 Tales of love」の舞台音楽を務める。また自身のライフワークでもある「和と洋の邂逅」をコンセプトとした公演『ワブヨウネ』で作・編曲・音楽監督を務め、和楽器とオーケストラのコラボレーションが好評を博す。故郷の古民家を自身の手で改造、信州在住。

SEEDS Conference シーズカンファレンス

SEEDS Conferenceは、"Rhapsody in Innovation" というコンセプトの下、新しい世界を創り出す革新的なアイデアや活動を、世界中に広めることを目指し、2013年4月に発足した団体です。 TEDxSeeds時代より、さらに自由に、そして伸びやかに、無数のコミュニケーションから新たな世界を描きだせるような、創造的な場をつくりたいと考えています。

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